予想以上に佐賀北の件で疑問を持っている人が多い

ブログのアクセスログから、高校野球の決勝の誤審が皆さんの気になっている部分であるということが良く分かります。

私なりの勝手な解釈です。

○あのフォアボールの一球は誤審だったか→誤審である
ただ、勘違いをしてほしくないのが審判の判断を甲子園の観客の声援が変えたということ。
誤審は誤審であるが、甲子園の雰囲気を追い風にしたチームにはエールを送るべき。

佐賀北の優勝は八百長なのか→それはない
優勝そのものよりも決勝に疑問提起ならいいと思う。
一回戦・二回戦の試合を見る限り、八百長で優勝したとは思えない。
それ相当の実力はあったと思う。
守備力の高さと久保のスライダーのコントロールは優勝に匹敵するものだったと思う。

○野村投手(広陵)がかわいそう→確かにかわいそうですね
野村投手自身も「低目を取ってくれなかった。だから高めに投げた」
と言っていましたね。
傾向として低めは厳しい判定でした。そして、その低目を振っていたのが佐賀北だった。
8回に振らなかったのは選手の力で、野村を責める点ではない。
逆転満塁HRは失投のなかった野村投手の唯一の失投。
その一球をスタンドへ運ぶことが普通できるか?
と言われればできない。全部真ん中に来ても全部HRにできるわけがない。
その点副島選手はその一球をしっかり捉えたと言える。

「運命の一球」までの判定があの逆転満塁HRを生んだとの論調も多いが、それは一可能性に過ぎない。
一球の判定のみでゲームの方向性が決められるなら、八百長どころか野球と言うスポーツそのものが不成立になってしまうだろう。
そんなことはない。だから野球は面白いし、今回のようなことだって起きる。

「かわいそう」「悔しい」と言うのはとてもよく分かる。
それは野村投手が一番実感してるんじゃないかな。
逆に言えば、こういう経験をしたことが将来の大投手要素ともいえる。
甲子園のあんな逆風たぶん一生モノの経験だと思う。


そして、最後にもし八百長が成り立つならば。審判の判定だけでゲームをいじれたようなゲームではなかった。
もし八百長が存在するなら審判と広陵に何かがあったと考えるのもありえるのではないか。
もちろん、佐賀北にも同じ疑惑はかけられますよね。

それを言っちゃキリがない。だから、今回の決勝は八百長がどうだった、こうだった。と言うのは不毛な議論でもあるし、彼ら高校球児にその疑問を直接問うことができるなら練習を見てから言うべきでしょう。
私自身疑問を持っている。と言いましたが、いえないですよ。そんなこと。
だからお互いに褒めて、これからの人生に生かしてもらいたい。と強く思うわけです。

とりあえず、今回の一件はこれで収束と。