納豆問題の真相。
「番組のせいで納豆が売り切れ続出」
あちこちで言ってますねぇ。
ドラッグとか食料品を担当したバイトについたことがある人なら知ってるんじゃないでしょうか?
自分も日用消耗品から薬局まで、つまりドラッグストアに当たる部分を担当しています。
正直何を今更って感じです。
おもいっきりテレビとあるあるで紹介された物はHITする。
たまに、放送内容が早めに流れてくることがあるのですが、そのときは対応できます。
でも、無いときもあるんですよね。
かつて売り切れ→入荷せずの経路をたどった商品としては、一例として黒酢(供給が増えてからさらにブーム)・杜仲茶・コエンザイムQ10・リップクリーム・消毒用アルコールなどがあげられます。
どれも紹介されてから店頭在庫が1時間以内にほぼカラッポです。
追加発注をかけても全国的に同様の現象が発生しているために、卸在庫が切れて、メーカー生産も追いつかず、品切れになる。
幾度となく繰り返してきました。
さて、ではなぜ納豆の話だけがあちこちで言われているのでしょうか?
原因はメディアです。
メディアがばら撒いたものをさらにメディアが増幅させたんです。
つまり、「ニュース化」することで認知度を高めた。
だから、皆さんの耳に届いてるんです。
もっと言えば、その影響は納豆人気に拍車をかける。
もう、ループです。
ある種の世論操作なんです。
私がよく説くメディアの危険性なんです。
なんか連発でメディア批判ばっかりしますけど、現行のメディアってのはそういう危険を大いに孕んだ物であり、影響力の強いものなんです。